■『dejavu』小林優大 写真集
発売日:2023年
価格:4,700円
総合編集:behind the gallery
出版:behind the gallery
仕様:本文200ページ+カバー / B5サイズ / 限定100部
■写真家・小林優大の初写真集
約10年の間で撮影された写真を厳選して書籍化。
“dejavu”を疑似体験してもらう試み
▼デザインについて
レイアウトは緩急を付けながら、一連のシリーズに対しては右頁側に裁ち落とし一杯になるようにしながら、通し読みをした際に印象に残るようにしました。また、適度にホワイトスペースを設けることにより、ゆとりのある作りにしています。
P164 の写真は本書で2回登場しますが、これは意図的に入れています。
それとない日常の一瞬を2回見ることによって、読者に”dejavu”を疑似体験してもらう試みです。
P195とP197で2回にわたり同じレイアウトの「あとがき」が出てきます。これはどちらも「あとがき」として入れています。こちらも読者が頁をめくったのに、同じものが続く錯覚、つまり”dejavu”を意図しています。内容のひとつは作者の「あとがき」を。もうひとつは、この”dejavu”の疑似体験のネタばらし的な内容を含めた”dejavu”という体験、またその読者の追体験についての「解説」に近い内容になっています。ぱっと見た印象は同じレイアウトになっているで、読者も本書を通して”dejavu”に陥る仕掛けです。