【2020年7月5日更新:開催決定】このような状況下ではありますが、2020年の7月23日(木)〜26日(日)に開催いたします。詳細は下記になります。どうぞお越しくださいませ。
【第5回世界旅写真展:スケジュール】
schedule
日程:2020年の7月23日(木)〜26日(日)
開館時間:11時〜18時 ※会期中休みなし
place
場所:BEHIND the GALLERY 神楽坂
住所:東京都新宿区東五軒町4-17 mビル1F
アクセス:http://bt-gallery.com/about/
【第5回世界旅写真展:展示作家】
- 細川敏祐貴
- 高橋修
- 小倉あかね
- 野々山裕樹
- 前田宏人
- 亀谷透
- 畑英利
- 豊田岳
- 荻久保次郎
- 葛江良成
コロナへのギャラリー対応履歴
【2020年5月8日更新:延期】当初2020年3月に開催を予定しておりました世界旅写真展は、中国発の新型ウィルスの影響により延期とさせて頂きます。ご来場を予定していました方々におきましてはここにお詫びを申し上げます。現在延期は5月後半〜6月を予定しております。万全を期して、状況を適宜確認しながら4月中頃に再度日程は発表させて頂きます。
【2020年4月7日更新:一時休業】3月に発表しておりました世界旅写真展は、コロナウィルスの広がりから当面延期(可能であれば夏頃の開催)とさせて頂きます。なお現在東京都の休業要請に伴い、当ギャラリーは一時閉館しております。詳しくは当ギャラリーにおけるコロナウィルス対応のページをご覧下さいませ。
旅がテーマの公募写真展、第5回目の企画です。本展の入選作品は宣伝・額装・展示・ポストカード制作を当ギャラリーが行い、優秀作家は翌年に個展の開催をプロデュースします。展示期間中のイベントもご用意し、旅と写真について考え、繋がり、発信する機会を共有します。旅をひとつのテーマとする写真関係者の方、どうぞご応募ください。
【第5回世界旅写真展の募集要項】
[選考結果:入選者発表]
第五回世界旅写真展への沢山のご応募をありがとうございました。厳正な審査の結果、本展の入選者を下記の10名と致します。(敬省略)
- 細川敏祐貴
- 高橋修
- 小倉あかね
- 野々山裕樹
- 前田宏人
- 亀谷透
- 畑英利
- 豊田岳
- 荻久保次郎
- 葛江良成
【募集要項詳細】
[応募期間]
2019年10月15日(火)~2019年12月18日(水)【募集は終了しています】
※エントリー受付開始:10月15日(火)
※エントリー締切:12月17日(火)|作品締切:12月18日必着
[展示期間]
オープニングレセプション|2020年3月18日(水)|※開館時間中ドリンク提供
展示期間|2020年3月18日(水)〜3月22日(日)|連日11時〜18時
展示場所|BEHIND the GALLERY
[審査員とメッセージ]
水越武(写真家)- Takeshi Mizukoshi
『遠くへ向ける眼差し』
フランスのジョセフ・ニセフォール・ニエプスによって世界で初めての写真が1826年に撮影された。その時のカメラも感光材料も、当時の最先端の科学技術によって考え出され制作されたものだった。
その後、肩に背負うほど巨大であったが、持ち運びが可能なダゲレオタイプのカメラが1838年に発明されると、旅写真の幕開けとなる。
今まで残されている古い歴史上の写真は、肖像写真と、遠くに行って撮影してきた珍しい旅をテーマとした写真がほとんどである。日本の写真の開祖として良く知られる長崎の上野彦馬も、坂本龍馬のポートレートだけでなく、旅写真ともいえる作品が目につく。
さて、私は人里から遠く離れた野生の息づく豊かな自然を追い求め、写真に記録して半世紀になる。今から考えると、その中には探検とか冒険に近い行動もあったとはいえ、広い意味での旅であった。間違いなく私も旅写真家である。
珍しい動植物に惹かれ、厳しくも美しい辺境に足を運ぶ旅が好きだったから、これほど長く続けることができたにちがいない。
新しい視点、新しい意識、新しい感覚で自分の旅を見つけ出し、この地球と真摯に向き合えば、まだまだいくらでも面白い作品が生まれて来る筈だ。そんな旅写真を期待したい。
中村風詩人(写真家)- Kazashito Nakamura
何より本審査では「ずっと飾っておいて飽きないか」という「絶対的な美しさ」を常にその価値観の念頭に置いています。
それを踏まえて第1回〜第4回と選ぶ中で「なぜ私達は旅に出て写真を撮るのか」について考えてきました。そして「そこに自分だけの景色を見つけたいから」だというひとつの答えに辿り着きました。
ただ、その場所は人によってそれぞれです。ある人にはアフリカにあるし、北欧にあるし、あるいは近場にあるのかもしれません。
それは時間や境遇で変わるものです。そこに自分の中の未開拓の鉱山を見つけて少しずつ削るしか埋まったものは見えてきません。大切なのはその一角を感じたときに深く堀当てようとすることだと思いました。
必ずしも生と死のように壮大でなくて、追い求めた旅の顛末が写し込められていること、鉱山に埋まった何かしら光るものが少しでも写っていること、見てみたいのは「突き詰めた末の自分の景色が写っている写真」だと思っています。
補足ですが、審査修了後ご応募いただいた全ての方に審査コメントを書いて結果を返送させていただいています。機械的なコンテストとは違い、ひとつひとつ丁寧に作品を拝見し、自分なりに作品に対して言葉をお返しさせて頂きます。受賞の有無だけではなく、クローズドレビューとしてもご応募をお待ちしています。
[応募資格]
写真関係の職業(写真作家・商業カメラマン・婚礼撮影・コマーシャル・記念撮影・フォトライター・スタジオマン・写真学校生他)に従事、またはそれを目指している方。フリーランスフォトグラファー歓迎。写真に関わりながら旅を軸とした生き方をされている方も可。経験不問・年齢不問・性別不問。
[募集内容]
テーマ|旅
世界各国や日本全国の旅で出会った情景、風景や人物、瞬間などをご自身の視点で切り取ったものを募集しています。人生の旅や時間の旅など広義にわたる写真も受け付けています。
[応募方法]
下記を引用記入し、メール(btgexhibition@gmail.com)による事前エントリーをお願いします。
※こちらのエントリーに基づいてご連絡リストを作成しますので、審査結果発表時点で有効な御住所・連絡先をご記入いただくようお願いいたします。
アドレス| btgexhibition@gmail.com
「第5回公募 “世界旅写真展”エントリー」
1)御名前|
2)御住所|
3)電話番号|
後日返信をいたしますので、その後プリントをご郵送頂き審査〜結果ご連絡をさせて頂きます。ご郵送いただくものは下記になります。
■3枚以上10枚以下のプリント作品
(必ず3枚〜10枚の間でお願いします。1枚や15枚は基本的に不可とします。サイズL判以上〜A4以下・カラー/モノクロ可・デジタル/銀塩可・比率フォーマット不問・他コンテスト応募作品可。作品には、それぞれ裏面に氏名を明記してください)
■応募書類ダウンロード(応募書類の用紙をダウンロードしてご記入をお願いします)
郵送は「レターパックライト(370円)」を使用してください。宅急便・直接の持ち込みなどは不可とします。
※応募作品はそのまま展示するのではなく、あくまで審査対象としてのみ使用致します。
※応募作品の返却ご希望の方は「返送用住所記入済のレターパックライト(370円)※2つ折りにて同封」を必ず同梱ください。返送用封筒の入っていない場合は、返却及びご連絡は致しません。また梱包傷や郵送中の事故は責任を負いません。
・郵送先|〒162-0813 東京都新宿区東五軒町4丁目17番mビル1階 ビハインドザギャラリー神楽坂 世界旅写真展受付係宛
・DOWNLOAD|応募書類フォーマット ※10/15よりダウンロードを開始しています
[審査・結果発表]
応募作品より、入選者を10人選定します(※10人に満たない可能性もあります)。審査結果については、本ウェブサイトにて公開、また2020年1月下旬に応募者の方々にメールまたは郵送をさせて頂きます。
※作品返却をご希望の方は同封レターパックライトにて同時期に郵送させて頂きます。
※レターパックライトが同封されていないが返却をご希望の方には申し訳ございませんが返却は致しかねます。
[受賞通知]
2020年1月下旬に応募者の方々にメールまたは郵送にて入賞の可否をご連絡させて頂きます。
〈MESSAGE|主催挨拶〉
作品を展示・販売し、作家にお戻しするというギャラリーの本来のあり方を追求した写真展です。「作家として一生を」という方も「写真に触れて生活している中で発表もしたい」という方も幅広くお待ちしています。当ギャラリーでは展示未経験者を歓迎し、作品製作には出来る限りのアドバイスを行い、会期中には作家対談イベントやギャラリートークなど希望者を募りプロデュースいたします。アーティスト同士の繋がりを大切にし、発表の機会だけではなく、制作の懇親会やオープニングレセプションにも合わせてご招待する「楽しむ写真展」を目指しています。また会期終了後に選定する優秀作家には個展開催権をお渡し致します。皆様のご応募をお待ちしています。
〈入選後の流れ〉
[入選者の製作サポートとご招待]
・作品制作サポート・宣伝サポート
・額装(規定サイズあり・都写美でも使用されている最上級木製額)
・個展開催権利(優秀作品に関しては協議の上、協賛します)
・写真展ダイレクトメール制作(各自個別郵送料はご負担ください)
・各作家ごとのポストカード制作(50枚〜数百枚/作品による)
・入選者懇親会(2020年1月下旬〜2月上旬予定|展示会場下見)
※ギャラリーへの交通費や各自DM郵送の通信費はご負担願います
※額は提供していますが、「各自作品プリント」についてはご自身でのご用意をお願いしています。またマットは当ギャラリー指定の物がありますのでそちらに合わせてプリントをお願いしています。
[主催者への作品提出に関して]
・展示作品は各自2点を予定。
・2020年2月28日必着で2作品を2枚ずつ計4枚ご提出いただきます。(作家により1作品の方や3作品の方などいらっしゃいますが、作品の魅力が最も表現されうる形をご提案させて頂きます)
※作品は保存の観点から必ずマットに入れること(詳しい方法は会場下見&懇親会にてアナウンスします)
・全ての作品にはサイン・エディションを頂き(表・裏・位置は問わない)、一律定価にて販売し、売れ残った場合は、その最も若いエディションのものを一点、主催者に収蔵させること。よって同年制作時期の同プリントは世の中に出さないこととし、該当する2枚の作品には当ギャラリーより作品証明書を発行する。
〈展示期間中のイベントとその後〉
[イベントの開催予定]
・入選作家対談(基本的に参加に積極的な者を希望)
・入選作家ギャラリートーク(基本的に参加に積極的な者を希望)
※ともに第4回世界旅審査総評をご参考にお願いします。
[会期終了後]
・打ち上げ&懇親会(基本的に全員出席を望む)
・優秀者を翌年の次世界旅写真展へ招待作家または個展開催としてプロデュース
・入選者で個展開催を希望の作家には積極的に協賛します
・希望者には撮影に関するお仕事のご紹介
〈第1回世界旅写真展について〉
【旅写真とは・・・】
世界旅写真展というストレートな名前には強い意味が込められています。旅の写真といえば、風景写真や観光写真が思い浮かびますがそれだけが旅ではありません。あるいはポートレートやジャーナリズムを旅写真とすると、それは少し限定的すぎました。だから「旅写真とは何か、私達はなぜ旅を続けて写真を撮り続けるのか」を改めて考える機会を作りました。写真における「旅写真」という新しい分野を模索するため、こうした公募展を通じて旅写真への理解を深めて行きたいと思います。
旅写真家|中村 風詩人
【旅写真展結果ご報告】
2ヶ月間の応募で197名のエントリー、そして1000点を超える写真が集まりました。審査を経て10人の作家が選ばれ、2ヶ月の製作期間で美術館フレームに入れて仕上げ、そして3月にギャラリーで展示を行いました。展示期間中は、別に用意したフロアーで作家の8割がマイクを持って「旅写真について」語りました。「あなたにとっての旅写真とは?」と聞かれて答えることは、深い考えを無くしては大変難しいと思います。「私にとっての旅って、私にとっての写真って・・・」そんな日頃の疑問に真摯に向かい合う良い機会となりました。
【第1回世界旅写真展入賞作品】
http://imaonline.jp/ud/exhibition/5327ccf7abee7b49b6000001
参考|IMAにて公開中
http://compe.japandesign.ne.jp/833apart_tabi_photo/2013/results/
参考|登竜門にて公開中